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未来につながる療育支援 2025年11月18日

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将来の自立にむけて

「どのように育てれば良いのだろう?」

 

と子育てに悩んでおられる保護者は多いと思います。

 

 

正解を書いた教科書があれば良いのですがそんな便利な物はなく、

様々な情報から取捨選択するしかありません。

 

 

自分で上手く選べない子どもであれば保護者が自分の子どもをよく見て

何を喜び何が苦手なのかを見極め選んであげるしかありません。

 

 

つくしくらぶをご利用下さる方々の一助になればと考え、

生きづらさを抱えた人たちが大人になった時にどのように生活されているのかを

数回に分けてお伝えしていこうと思います。

 

 

分かりやすくするために架空の人物をモデルに説明していきます。

 

相談支援を10年以上続けてきた中で出会った方々のエピソードをお借りさせて頂きます。

 

そこにはたくさん学びがあり私を成長させてくれました。

 

それが、皆様にとっても学びとなれば幸いです。

 

 

<知的障害の男性>

Aさん 男性(30代) 知的障害 自閉症 療育手帳B1

 

地域の小学校(支援級)を卒業し、中学校からは特別支援学校を選択されました。

 

学校の先生方や保護者の支えで簡単な読み書きや計算ができるようになりました。

 

アニメが大好きで好きなアニメのセリフを覚えてしまうほど何度も観ています。

 

 

高校を卒業後就労継続支援B型の事業所に通われました。

 

その事業所では内職作業の他に施設外就労もされていました。

 

施設外就労では他の企業にて一般の方と共に働くため、

 

労働に対する能力だけではなく社会性も求められます

 

そこでの働きを認められ、一般就労の障害者枠での雇用が決まりました。

 

 

最初はジョブコーチがついてくれましたが、慣れてくると障害についてほとんど

知識のない方が上司として指導されました。

 

上手くコミュニケーションがとれずに苦労する事もありましたが、

なんとか10年近く働き続ける事ができました。

 

Aさんのお母さまは

「一般就労に固執せず、本人の負担が大きいようなら

就労継続支援に戻って良いと思います。」

とおっしゃられました。

 

子育ておいて大切な「柔軟な考え方」を学ばして頂きました。

 

Aさんは現在実家近くのグループホームに住み元気に暮らしています。

 

朝は実家に寄ってお弁当を受け取り出勤しています。

 

夕方、実家に寄って弁当箱を洗いグループホームに帰ります。

 

(グループホームでは朝食と夕食が提供され夜間の見守りを行ってくれますが日中は支援者はおりません。

 

ほとんどのグループホームでは日中は通所事業所に通う事が前提となっています。

 

病気やケガなどで通所・出勤できない場合は実家に帰るしかありません。

 

中には日中の支援も行ってくれる施設もありますので、ご家族の状況に合わせて選ぶ必要があります。)

 

今はご両親がご健在で福祉サービスではフォローしきれない部分をサポートしてくれています。

 

しかし、親亡きあとはそうはいきません。

 

Aさんのご両親は金銭管理等をしてもらうために後見人制度の利用を検討しています。

 

本人の年齢や取り巻く環境に合わせて福祉サービスを利用していく必要があります。

 

また、福祉サービスだけではAさんの人生を支えていくのに十分とはいえません。

 

Aさん自身のできる事を増やし、協力し支えてくれる兄弟や親せきなどが多ければより頼もしいと思います。

 

 

 

今後、このような形で福祉サービスの事や皆さんがされていた工夫についてご説明していきたいと思います。

 

 

次回は生活や人間関係で困難を抱えながらも障害手帳を取得しておらず

福祉サービスも利用していない人達のことをお伝えしようと思います。