つくしくらぶ活動報告 2020年03月16日
つくしくらぶのSSTを始めてみました!
神戸市では新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、学校が休業となっています。
この期間、ただ子供たちに安全な居場所を提供し宿題や勉強をしてもらうだけでなく、
学校が休みとなった代わりに何か普段得られない事に挑戦して欲しいと職員一同頭をひねり考えました。
つくしくらぶには学術的なSST(ソーシャルスキルトレーニング)の研修修了者や
トレーナー有資格者はまだいません。
ですが、難しく考えず、子どもたちが楽しみながら取り組める『つくしくらぶのSST』を
学校が休みになった3月2日からおやつの後の30分前後で行っています。
内容はいたって簡単です。
一つのお題を子どもたちに出し、5人のお友達や職員にお題の答えを聞いていくというのもです。
ある日のお題
『好きな食べ物を5人から教えてもらってください』
『今、SSTという学習をしており、あなたの好きな食べ物を聞くように言われました』
『あなたともっと仲良くしたいので、あなたの好きな食べ物を教えてください』
『私はハンバーグが好きだけど、あなたは何が好きですか』
『あなたの好きな食べ物を聞くように言われたので教えてください』
『5人に聞かないといけないので、好きなものを早く教えて』
『頑なに拒否し参加しない』 等々
上の問いかけは、実際の子どもたちが言った内容です。
お友達になりたい子に声をかけるとき、どれが一番気持ちが開けますか?
5人からお題の答えを聞き終えた児童に、自分が声をかけられた時どんな気持ちになったのか? を
職員が児童一人一人に聞いていきます。
これで何を得られるか分かりません。
ですが、人と会話をし、ものを尋ねる、教えてもらう、自分の気持ちを伝える等、
社会の中で生きていくには必要です。
すぐに結果が出なくても、繰り返し繰り返し行って、
それが 普通になる 事を目標に頑張りたいと考えています。