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つくしさんのひとり言 2021年09月21日

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夏休みの教室(総評)

7月の夏休み前、

 

兵庫県でも新型コロナウイルス感染症の脅威が広がり始めた最中、

 

夏休みにつくしくらぶで行く工場見学の予約手続きを不安な気持ちで進めていました。

 

 

ですが、今年も緊急事態宣言が発令され、昨年に続き緊張した夏休みとなってしまいました。

 

 

 

そんな中、つくしくらぶで初めての試みとなった『職員による教室』ですが、

 

子供達は思いのほか熱心に、そして積極的に参加し楽しんでくれました。

 

 

 

教室を開催するにあたり、各教室の目的を定め、

 

更に子供達の自主性を高める事を目標としました。

 

 

子供達一人一人に、開催される教室の内容を簡単な画像と説明文で紹介し、

 

『夏休みの教室参加希望票』を各自に書いてもらいました。

 

子供達それぞれが『自分で考え、自分で決め、自分で教室の開始時間に参加する。』を

 

実践しました。

 

 

結果、子供達は参加時間(教室開始時間)になるとそれまで遊んでいたおもちゃ類をさっと片づけて、

 

所定の場所にやってきました。

 

 

また折り紙教室では、面白くないからと参加申し込みをしなかった児童が、

 

折り紙教室の当日に参加を希望してきました。

 

少し厳しいかな? と悩みましたが、『なんでも許される』という気持ちを持たせたくなかったので、

 

その日は見学のみをしてもらいました。

 

後日、その児童から『次はしっかりと考えて参加を申し込むからね!』という言葉が返ってきました。

 

今では、その時教わった折り紙を教室に参加していた児童から教えてもらい、折れる様になりました。

 

 

 

昨今、障害者への差別や人権とよく言われます。

 

障害の有無にかかわらず、大人や子供でも、

 

自分で選ぶ自分で決める、そしてその責任は自分が持つ

 

これが人としての権利であり義務だと私は感じています。

 

自分が食べたいものを自分で選ぶ事、自分が着たい服を自分で選ぶ事、

 

するかしないか、行くか行かないか、自分で決める。

 

これはたいへん幸せなことではないでしょうか?

 

 

 

自分では何も決める事ができず、誰かに決めてもらったことが気に入らないと怒り

 

なんでも人のせいにしてしまう。

 

つくしくらぶの児童には、このようになってもらいたくないと願っています。