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つくしさんのひとり言 2019年08月26日

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特別支援教育指導員をご存知ですか?

特別支援教育指導員とは?

幼稚園、小・中学校、高等学校において障害のある児童生徒に対し、食事、排泄、教室の移動補助等学校における日常生活動作の介助を行ったり、発達障害の児童生徒に対し学習活動上のサポートを行ったりするため、特別支援教育支援員を配置するために必要な経費を地方財政措置している。

(文部科学省 資料8 特別支援教育指導員 より引用)

 

今年8月24日(土)を初日として11月24日(日)までの期間で、全8回の指導員養成講座につくしくらぶから2名の職員が受講します。

受講先 : 令和元年度 特別支援教育支援員養成講座 
主 催 : NPO法人全国LD親の会    

 

 

今年で3年目となるこの受講で、つくしくらぶでは合計4名の職員が修了証を持つこととなります。

ただこの養成講座を修了したからと言って、放課後等デイサービスの制度的には何ら変わりはありません。

主に職員の自己啓発・障害特性の更なる理解・対応力の強化などを目的として、職員へ受講を勧めています。

 

この講座は、文部科学省主管の研修であり、我々が日々接している障害福祉は厚生労働省主管の事業です。

よって、特別支援教育指導員は『学校生活』および『学習支援」が中心であり、『日常生活・社会生活』が中心の我々の立場や見解とは少し異なりますが、障がい児支援において学校と教育は切っても切れない関係です。

 

この講座を例えて言うなら、ひらがな・カタカナ・漢字など、この文字は書けるのにこの文字は書けない。

そんな児童に対して、単に勉強不足や怠けている、もしくは障害があるからとあっさり片付けてしまうのではなく、

・角ばった形が怖い

・丸い部分が気持ち悪い

・左右対称にならないのが不快

など、子ども達の感覚を理解・推察することで、では 『どうすれば書けるようになるのか?』

考えるヒントをくれるのがこの講座の趣旨だと感じています。

 

これらの知識を身に付ける事で、より深く子ども達を観察・理解し、

 

新たな支援の道が見つかるものと考えています。

 

そしてなによりも職員一人一人が自ら考える力を身に付ける事で、

 

子ども達に寄り添い、更に手厚い支援が出来ると信じています。

 

 

また、遠方での長期間の講座にもかかわらず、文句ひとつ言わずに自分の為、子ども達の為と

受講してくれるつくしくらぶの職員に感謝しています。